症例の少ない病気から

飼い主名:ゆか 様

愛犬の名前:ラブ

ラブは娘の2年越しの願いが叶って、我が家の家族となりました。

一人で留守番する娘の遊び相手、中学生となりデリケートな時期のお兄ちゃんの心を癒し、単身赴任中の主人が帰宅するときはどんなに遅い時間でも出迎え、私たち家族の大切な絆としてラブはかけがえのない存在でした。

2歳を過ぎたある日、ラブは消化器型悪性リンパ腫と判明します。

検査の結果、若齢のミニチュアダックスフントに最近発症が確認されるようになった珍しいタイプのリンパ腫。

リンパ腫は血液の癌なので、完治は難しい。

なぜ?まだ2歳なのに?こんなに元気なのに?…手術を終え、主治医から余命の話しと安楽死の提案を聞きました。涙が止まりません。

まだまだラブのおやつも残っているし、一緒にやりたいこともたくさんあったのに。残された時間ばかり気にする私に主治医は言いました。「ラブは今を一生懸命に生きようとしている。日々できたことを褒め、喜んで、楽しく生きよう!」

確かに大きな手術を終えたばかりでつらいはずなのに、私たちの姿を見つけ、必死にしっぽをふろうとしていました。

一瞬一瞬が大切に感じられ少しでも一緒に過ごしたく退院しましたが、その後の生活は想像を絶するものでした。何度も死を覚悟しました。

これ以上辛い想いをさせるなら時間は短くても穏やかに過ごさせたいとも考えましたが、子どもたちはラブはもっとがんばれる!と抗がん剤治療での前向きな治療を希望したこともあり、半年間の治療に専念しました。

9月に手術をして、ハロウィンを迎えられたらいいな…、次はクリスマス、次はお正月、次は3歳のバースデー…そして、宣告されていた余命を超え、春を迎え、満開の桜の下、一緒にお散歩する夢が叶いました。完治することはない悪性リンパ腫。今、術後2年を超え、主治医からも太鼓判をおされたラブ。

ラブとの出逢いのきっかけを作ってくれた娘は、不治の病にかかった動物たちを助ける獣医になりたいと大きな夢に向かって頑張っています。

症例の少ない病気で不安に思う沢山の方々に少しでも希望を持っていただけたら幸いです。

ラブは今朝も元気に家族の見送りをしていました。

ラブ、私たち家族と一緒にいてくれて本当にありがとう!