お客様のお名前:チャチャチャたろ
愛犬のお名前:茶太郎

愛犬写真 茶太郎

初めて犬を飼った。
それが、茶太郎。
コーギーでした。
私が美術短大生の時、
ある先生の講義で「動物たちに優しい建物を考える」という授業で、
その先生が飼い犬のコーギーを連れてきていて、私はコーギーに一目惚れ。
短い足に、まんまるお尻に長い胴、歩き方は、プリプリ!
私は親におねだりしてコーギ―を買ってもらいました!

ただ、頭が良過ぎて、大変な子だったんです。

人の行動の3手先を読むというか、
「こうされたら、嫌だから、先にやらせないようにしよう」と飼い主の私たちに本気で牙を剥く、
そんな日もあれば、「こうしてくれるかも」と嬉しい事を想像して、妙に可愛い行動を取ったり、
すっと、ハウスに入り静かにしたり、
本当、ツンデレというか、頭のいい子だったんです。

だから、私が結婚して家を出るとき、
結婚式前日はすごく仲良しだった私に、
結婚式当日、何とも冷たい目!そして、唸ってくる!
当たり前ですよね…
私がおねだりして飼った犬なのに、置いて私が家を出ちゃうんですからね!

それからは、旦那さんと一緒に実家に帰るとまた、キレる!そんな感じが続いてしまいました。

でも、長女が出来たら、茶太郎は長女には一度もキレることなく、優しくしてくれたんです。本当、頭のいい子です。

やっと、また仲良くなりつつあったそんな時、肺癌が見つかり、茶太郎は3ヶ月で天国に逝ってしまいました。

その間、苦しくて苦しくて、動くのも大変だったのに、
母親に迷惑をかけないようにと
トイレは自力で玄関の外に出て、用を済ませて帰ってくる、
ご飯も自力で食べる、
本当に最後の最後の日まですべて、
自分の事は自分でという茶太郎でした。

茶太郎が息を引き取る時に私は傍にいてあげることができなくて、
電話越しに何度も声をかけ、
茶太郎に
「ありがとう!ごめんね!」
と呼びかけました。

本当、茶太郎は大変な事の多い子だったけど、
かわいい大好きな弟でした。

今は、天国で楽しい第二の人生、送ってるかな?

今、実家には新しいコーギーがいます。
今度は、のほほーんとした、茶太郎と違う性格の子です。
でも、茶太郎のお名前を、しっかり継いで
茶ノ介と付けました!

初めての犬を飼うという経験で、茶太郎にはいろいろ教えてもらったと感謝してます。

ありがとう!
またいつか天国で逢おうね。