お客様のお名前:そうくんのママ
愛犬のお名前:くぅちゃん
10年前、流産という悲しい経験をした直後のことです。
夫に誘われてペットイベントに行き、そこでくぅちゃんに出会いました。 飼い始めて3週間後に、お腹のウイルスが原因で生死をさまよったくぅちゃん。
一命を取り留めてからは私が甘やかして育ててしまったらしく、 立派な女王様に成長しました。(歯磨き中は遠慮なく噛み付いてくる) 私にはわがまま放題ですが外面は良く、数年間は職場へも共に出勤し、 看板犬としても活躍してくれました。
家にいる時は私の後を付いて回り、いつも見守ってくれています。 辛く悲しい事があっても、私の膝の上で丸くなり、 安心しきって眠る姿にたくさん慰められました。
たまに私が泣いているのを察すると、 慌てて駆け寄ってきて顔をペロペロ舐めてくれる優しい子です。 寒い夜は布団に潜り込んできて、冷えた身体を私に寄り添わせてきます。
不思議なこともありました。 不妊で悩んでいた私のお腹に新しい命が宿ったと分かったのは夏の事。 夏の間は一緒に寝る事などなかったくぅちゃんが、 2日間だけ私の真横で朝まで過ごしたんです。
それはちょうど妊娠が決定する着床時期でした。 くぅちゃんも私の妊娠を応援してくれていた気がしてなりません。
そして現在、1歳半になった息子の遊び相手になってくれています。
理想的なベビーシッター犬とは違い、しつこくされると容赦なく怒って息子を泣かせていますが・・・(笑)
8年間、私の一人娘だったくぅちゃん。 これからはお姉ちゃんとして、息子の記憶に残るまで、 長く元気でいてもらいたいです。