飼い主:わんたろう
愛 犬:メイ、美濃、日向



犬が生まれてもらってくれる人を探してる!それがメイとの出会い。
可愛くて家族中のアイドルになるのに時間はかからなかった。
賢くて人の言葉だけでなく気持ちまでわかるメイだったが犬が苦手で多頭飼いを望む私達を悩ませた。

それでもメイが6歳の時に3歳だった美濃を迎えることになり、かなりの試練であったが美濃の天真爛漫な性格と散歩中に苦手な犬の盾となり守ってくれる姿にだんだんと家族になっていってくれた。

しかしそんな矢先、明るくやんちゃな妹が悪性リンパ腫に。
繁殖犬の保護犬だった美濃、楽しいことも知らずに犬生を終わらせることはできないと抗癌剤治療を選択し辛い治療に耐え3年5ヶ月、楽しい時間を私たちにくれた。
美濃が最期の日の朝、家族一人一人に笑顔で尻尾を振り挨拶したことを元気になって来たと勘違いした私達はすごく喜んだ。
しかしその後行った病院でトイレを済ませたと同時に脱力し心臓は止まった。
その日の朝を思い出すたび涙が溢れる。
私は美濃の身体をすぐに荼毘に付すことが出来ずそばで過ごしていた2日目の夜中、元気印の私が熱発し何日も下がらず検査の結果「悪性リンパ腫」と診断されたのだ。
その後、獣医さんに挨拶に行きその事を話すとびっくりされ「美濃ちゃんが代わりにもっていってくれたのでは?」と。
鳥肌が立った。みーたん、ごめんね。
(2023.10)