飼い主:しゃんもママ
愛 犬:しゃんも



犬を飼うのが長年の夢だったのに、無駄に用心深く思い切りの悪いわたしたち、
「犬を飼うには家がいる」「車がいる」と準備ばかりに周到で、お迎えするまでに随分時間がかかってしまいました。
案ずるより何とやら、あれよあれよと話が決まってしまいとうとうやって来たしゃんもくん。
家の中に人間ではない命があるだけで神々しく、妖精が舞い降りたような気分になったのをよく覚えています。
飼ったら飼ったで何も問題のないうちからトレーナーさんに相談にあがり、
「この犬は昭和の柴犬だからしっかり躾けないと猛犬になる」と言われるとますます緊張、
今にして思えばあまりにも肩肘を張って、一分一秒すべて教育、
今後当分の人生はすべて犬の養育に捧げようと肚を括りました。
あの警戒ぶりは何だったのか、結果として超温厚でひょうきんな犬に育ったしゃんもくん。
今では落ち着きすぎて物足りないくらいです。
散歩から帰ろうとする度にひっくり返って拒否するので、
散歩が毎日3時間以上になるのがちょっと問題でしょうか。
でも面白いから許します。
(2024.2)