飼い主:macharin
愛 犬:春太郎

幼い頃、家で飼っていた秋田犬志摩号と両親、祖父母との暖かい時間が忘れられず、会社を定年退職して、時間が出来たらワンコを迎えたい、とずっと思っていました。
でも、冷静に考えたら、その年齢からだと、ワンコのお世話を最後までできないかもしれない。
仕事も忙しく、家には寝に帰るだけの日々を過ごしていたので、ワンコとの生活は難しいかもしれないなぁ、と半ばあきらめていました。

職場でちょっとしんどいことが続き、仕事が減って、少し早く帰れるようになった2019年。もうこれからは誰に気を遣うこともなく、自分のために時間を使おう、と思った時に、最初に浮かんだのがワンコとの生活。やっぱりワンコと暮らしたい、と思い、迎えるとなったらここ、と決めていたブリーダーさんを訪ねて行ったところ、そこで一匹だけ、生まれてから半年以上残っていたのが春太郎でした。
ブリーダーさんが「このままご縁がなかったら、種雄にしようと思っていた」と仰っていた春太郎は、お手入れがしやすいように、と、毛は短く刈られていて、正直かわいいとは思えなかったけれど、なんとなく気になって、「ねぇ、うちに来る?」と声をかけて、2019年11月9日にうちの子になった春太郎。
 
慎重派で、人の顔色を伺ってばかり。でも穏やかなおりこうさん。食べることが大好き。
少しずつ少しずつ距離が縮まってきて、周りに誰もいないところでは、そっと甘えてくるようになった春太郎が本当に本当にかわいい。
 
春太郎がうちに来てくれてから、スーパーインドア派だった飼い主は、一緒に少しでも遠くに出かけられるようにと、まず自転車を買い、2022年には中古車まで購入。スーパー寝坊助でもあった飼い主は、春太郎が朝、布団に飛び乗って起こしてくれることもあり、すっかり早起きになりました。
普段はお留守番も多いけれど、お休みの日はこれからも一緒にいろんなところに出かけて、楽しい時間を過ごそうね。
春太郎が我が家に来てくれて、おねえさんはとっても幸せです。
よそのおうちに行かずに、私を待っていてくれてありがとう。

(2023.10)