飼い主名 ：心愛ママ
愛犬の名前：心愛
心愛、長い間２人でいたね。
あの頃余りにも辛く、過酷な現実に
乗り越えるどころか、前を向く事もできなかった。
そんなママの側には、いつも心愛が居てくれたね。
２人の生活を何とか守ろうとWワークになってしまって、
長い時間１人でお留守番。
淋しかったね。つまらなかったね。
でも頑張って待っててくれたね。
心愛が居てくれたから
ママは少しずつ元気になれたんだ。
感謝してもしきれないよ心愛。
お金に余裕がなくて、お金持ちの犬さんとは、かけ離れた
生活にしてしまって謝りきれないよ。
ごめんなさい心愛。
ママが仕事で疲れて、ぼーっとしてると
後ろから左手で、ママの肩に
ちょんちょんって「大丈夫 ママ？」
って心配してくれたね。
ママが目をつむるとチューしてくれたね。
ゴミ捨てにも付き合ってくれたね。
自転車のカゴに、心愛を乗せて病院。
菜の花畑がきれいだったね。
お散歩中、沢山の人に話しかけて
もらえて楽しかったね。
公園の滑り台を、下から上に登って
あれはいい運動だったね。
夏は、玄関のコンクリートがひんやりで
いい場所見つけたね。
冬は、布団の中の電気敷き毛布が
お気に入りだったよね。
２人で
泣いて、笑って。
叱って、反省して。
励まし、励まされ。
誉めて、誉められ。
甘えて、甘えられ。
癒され、癒し。
だんだん おじいちゃんになってく
心愛だったけど、
まだまだ、ずっとずっと一緒だと思ってた。
お別れの時がくるあの瞬間まで。
その日、なんだか心愛に元気がないなと
思いながらも夕方から仕事。
「心愛？大丈夫？待っててね」
「すぐだからね」
帰宅後心愛はベッドの下に居たね。
これは、現実なのか怖い夢を見てるのか・・・
痛かったよね？
心細かったよね？
それでも必死にママを待っててくれたね。
最後までママ想いの優しい心愛だったね。
最期は抱きしめて、抱きしめて。
思い返すと、心愛は体調悪いの我慢してたんだね。
ママは気づいてあげれなかった。
後悔と懺悔のママです。
心愛が居なくなってから 43日。
毎日会いたいよ心愛。
けど、泣いてばかりだと心愛が心配するから
無理矢理元気なふりをして
毎日ママ、必死に頑張ってるよ。
でも、心の整理はまだ無理で
おしっこシートも、ご飯も
ご飯の器も、リードも、洋服も
ずっとそのままだよ。
ママには心愛が見えないけど、
心愛はママの側でずっと、ママを見ててくれてるよね？
そう思うとママ、全部頑張れるんだ。
いつか必ず会えるよね？
心愛
16年間 ママと一緒に歩んでくれて
心からありがとう。
ずっとずっとずっと愛してる。
ありがとう心愛。
ありがとう心愛。
ママより。
（2019.12）
