幸せな記憶をありがとう

飼い主名 :kisara
愛犬の名前:ジュン

私が小学校3年生のころ、母と買い物に行った帰り道で、真っ白な犬に出会いました。
首輪はしておらず、白い毛は薄汚れていて、あばら骨が浮くほど痩せたその犬は、私たちの後をフラフラとついてきました。その日の夜大雨が降り、濡れてしまった犬を玄関に入れてあげることになってから、この犬は家族の一員となりました。
名前は、純白の「純」と、6月(June)に出会ったことから、ジュンと名付けました。
それから十数年がたち、大学生になって離れて暮らしていた私は、頻繁に実家に帰ることができず、ジュンが亡くなるとき一緒にいてあげることができませんでした。
最期を看取れなかった後悔と共に、大きな幸せをくれたジュンのことを、今でも時々思い出します。
真っ白いジュンちゃん、大人しくて優しかったジュンちゃん。
横座りをするように足を崩して、くっついて撫でられるのが好きでした。
幸せな記憶をありがとう。出会ってくれて、ありがとう。

(2020.06)